シリコンバレーの会社で働いていた30代の徒然なBlog

30代家族持ちで英語スキルは一人旅行レベルのザ日本のリーマンがシリコンバレーにある外資企業で働く事になった事を綴った日記。

転職サービスを使ってみたい人参考にしてください。30代の私の転職記録

 

2017年となり、平成も30年で終わり2020年にはオリンピックと3カ年計画を立てている人も多いのではないでしょうか。いろんな意味で将来の変化の為のプロセスの年になると個人的に感じています。

 

30代後半の転職

転職を考えていました。理由は様々ありますが、将来を見据え夏頃から考えていました。そして、30代後半という年を考えると市場に対してどのような需要があるのか、正直怖い部分もありました。私は20代後半の頃から現職に至るまで、割りと自信があり、強気な転職をしてきました。もちろん、断られた事もありましたが、行きたい会社、やりたいことをする会社に務めることは出来ており、それなりに結果を出してきていると自負があります。年収も嫌味な言い方になるかもしれませんが、上位4%に入るくらい貰っています。役職も日本では一番偉い役職を貰っています。会社はUSになります。それらの恵まれた環境において何故転職するのか?と問われれば、USの会社の考え方がやはり合わなかった。の一言に尽きます。

 

年収より大切なもの

家族がいます。子供もいます。自分の将来というよりは家族の将来を考えた時に今の立ち位置から幸せの質の向上や将来子供に伝えられる様々なことがどれ位得られるかが転職するしないの測りになりました。正直今の年収は今までにない贅沢が出来ています。これを崩すのは理解しがたいと感じる方も多いと思います。しかし、これは経験して初めてわかったことなのですが、外資で働く以上、年収2000万とか3000万、もしくはストックオプションが化ける。という事がないと不安でしょうがないということを2年目以降感じ始めました。スタートアップは5年が目処と言われています。言い換えると6年目はスタートアップではないんですよね。CEOから言われている言葉といえば「more revenue, more profit」です。勿論、喧嘩している訳ではないのですが、プロセスより結果という事を常に求められました。理由の如何を問わず言われます。これがCEOの役割であるという事も理解できます。私より凄く仕事が出来る人も大勢いるとは思いますが、私の周りの外資の友人(上位スタッフ)もやはり、日本の文化を理解してもらえないジレンマに悩んでいるという事を多く愚痴にしていました。そして、USの友人から10,000時間働いて将来に光が見えないならそれまでだ。という事も聞いたことがあります。尚、USで当たりまえかどうかは知らないのですが、雇用契約にいつでもクビに出来る。という条項が記載されています。すでに私と同期で入ったUSオフィス社員の4人は半年で消えていきました。

 

全力で走った3年間

私の会社は日本では無名に近いです。外資とは言え、TwitterとかFacebookのような認知度、予算はありません。入社時は1人で日本で活動していました。二人目が入ったときの喜びは今でも忘れられません。尚、うちのCEOは基本的に売上あっての投資。という考え方で、先行投資という概念を持ち合わせていません。必要なものを挙げても基本的に「more revenue」のレスが返ってくるだけです。誤解が無い様に言うと、F2Fだと意見が通りますが、メールやチャットだと通りません(苦笑)。未だにこの理由は分かりませんが、なのでタイミングを形成する必要があり、当然動きは遅れます。また、入社初年度、2年目は有給を一切取りませんでした。仕事が楽しかったという事もありますが、1人、2人しか従業員がいなかったという事もあり休むタイミングが無かったというのが主な理由です。しかし、年末年始や私が関わっている日本市場の変化に適応できなくなっている現状を感じ、転職する事にしました。それが、2016年9月の話です。

 

そして、転職活動をする事に

今までも転職サイトは使って動いた事はありましたが、基本的にはお声がけ頂いたり友人経由というのが経験上主な転職方法でした。下記に私の感じた経験した転職サイトやエージェントサービスの評価を記載させていただいますが、結論から言うと私のペルソナを活かせたのは知人やビジネスパートナーが主でした。転職エージェントは私にとっては何も産み出さないサービスでした。

 

転職エージェントは転職サイト経由でアプローチしてくる

ご存知の方も多いと思いますが、転職サイトに登録しておくと、様々な転職エージェントからアプローチのメールが届きます。共通で書いてあるのは、あなたの経歴を見ると素晴らしく、きっとお手伝い出来ます!という内容がかなり多く届きます。

 しかし、私の経験上釣り餌が目立つだけであり、言ってしまえばエージェントを介すコストを抑えるためにこのようなスカウトメッセージを送る会社が多いと感じています。悪い会社というわけではありませんが、実際私が面接に行った会社は以下のような流れであり、印象は最悪でした。

 

ビズリーチでスカウトメールを貰う※ビズリーチは無料会員状態

頂戴したメッセージ

株式会社◯◯代表の△△です。

{現職の会社}社でご活躍されていることを拝見し、ご連絡いたしました。

 

特に以下のような能力やご経験を弊社の事業責任者のポジションで発揮いただき、共に会社を創造していければと思いました。

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~

・新規事業企画

・渉外力

・プロジェクトマネジメント

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是非一度お話しをさせていただく機会を頂戴できましたら、幸いです。

私もしくは経営メンバーが現状の□□□□および今後の方向性についてもお話しができればと思っております。

 

お願いしたい内容としましては、国内最大級の◯◯◯メディアを運営する当社の新規事業または既存事業の牽引を頂きたいと考えております。

会社全体の今後の事業戦略・組織戦略の策定~計画~実行を総合的にお任せいたします。

 続きは会社紹介なので割愛しますが、初読時は他のスカウトメールに比べ非常に好感や期待が持てるメールです。早速返信をしました。そして面接に行きました。

 

面接は社長が出てきたが履歴書やプロフィールは全く読んでいない

社長面談だったので、それなりにしっかりとこの企業の知識を抑え、出来る限りこの企業の置かれている市場やポートフォリオを学び返答出来るよう準備していきました。しかし、社長が出てきて質問は的外れで普通の面接と変わらず、結論から言うと不信感しかありませんでした。ちなみに一度数日後上場までいき、粉飾で上場出来なかった会社です。そういう背景もあり、会心したのかな?と勝手に思っていた私が間違っていました。今まで会ったどの企業よりもレベルが低く見え、隠した喋り方で失礼な方でした。人によって違うのでしょうが、会社のブランドを自ら傷つけるやり方はある意味さすがと思いました。

為に、面接に行く前にこのような会社は割りとしつこいくらいに質問を投げたほうが良いです。本当に職歴を読んでいるのか。社長名で人事が送っているだけではないのか。当日の面接官は誰なのか。何人位に同じようなスカウトを送っているのか。本当にほしいと思っているのか。通常のスカウトより疑った方が良いです。

 

転職エージェンシーサイト・サービスについて

上記でも触れましたが、今回は様々なエージェンシーに登録してみました。担当者の実名はさすがに出せませんが、会社名を出して具体的に開示してみたいと思います。

いずれも5点満点で私の所感で評価させていただきます。

 

JACリクルートメント 

www.jac-recruitment.jp

担当者スキル・経験:3

丁寧さ:4

案件質:3

突破力:1

おすすめ度★★☆☆☆

先ず、丁寧です。面談も電話および会社に窺う形の2択となります。また、電話でのヒアリング後の提示される案件は割りと的を射ています。しかし気になるのは、◯◯会社の社長と凄く仲良いので勧めておきます!オススメです!と言いますが私は殆ど通りませんでした。通らないのは仕方ないのですが結局どのように勧めているか見えないです。名前だけ独り歩きしてしまいます。これは避けたいと思い、停止依頼を出しました。採用側もエージェンシーを通すのでフィーが年収に上乗せされるという点と期日がそこまで切迫していないケースが多いようではっきりしませんでした。人材側というよりは企業側のスタンスでリレーションを取ってきます。また、1人ではなく、複数の方々から提案がくるのも特徴です。職歴書の添削もしてくれますが、はっきり言って質は低いです。自分で作ったほうが良いです。納得感が無かったです。

 

 プロコミット

www.procommit.co.jp

担当者スキル・経験:4

丁寧さ:5

案件質:3

突破力:1

おすすめ度★☆☆☆☆

ここは、登録を自らしました。翌日にはメールでのヒアリング依頼が届きます。結論から言うとここも私は通りませんでした。尚、条件は1000万程度でスタートアップ系で既存の経験を活かせるところ。という感じです。勿論800万とかの提案もありますが、なにより面接まで運んでくれればこちらとしては助かる。という旨を伝えスキームをはっきりさせました。そして、結果としては全部書類で通りませんでした。4件。バイネームでの企業指定はしていませんので、担当者からのレコメンドに則った形でしたがダメでした。理由を聴くと「他に良い人がいた」「うちには高スキルすぎる」という本当か嘘か分かりかねる体裁を保ったような返答でした。そもそも提案案件がずれているんじゃないの?と思うばかりです。マイページのような專門ページを用意しれくれますが、これはUIは良かったです。1000万程度の非公開求人も扱っていますが多分(私の予測ですが)、5〜600万を800にするようなイメージでしょうか。

 

マイナビマイナビエージェント)

tenshoku.mynavi.jp

担当者スキル・経験:2

丁寧さ:1

案件質:1

突破力:0

おすすめ度☆☆☆☆☆(無星)

ブランドは言わずと知れたマイナビ。先に言うと20代向けですね。30代後半としては他と比べ無意味に近いサイトでした。先ずマイナビエージェント担当者が一番ダメダメ。コール3回で切れて書け直したら若い声(会ってないのでわからないですが)。まートークスクリプト通りの返しで興味がわかない。担当者変えてくれと言ってしまいました。後、メルマガが多すぎます。迷惑メール並に届きます。これはメール処理が非常に大変です。また、マイナビエージェントは案件に登録してもレスがありません。不思議なサービスです。キャパが少ないのか私に興味が無かったのか。

 

MIIDAS

miidas.jp

担当者スキル・経験:不明(人を介さないサイトとのやり取りになる為)

丁寧さ:0

案件質:0

突破力:0

おすすめ度☆☆☆☆☆(無星)

これ、すごいんですよ。質問に応えてマッチした案件を提示するって言うんですけど、私の想定年収が1000万程度だったんですが、紹介される案件は300万とか400万ばかり。タクシー運転手とかです。私がタクシー運転手に向いている事を気づいていないのか、はたまた今までの私のような職歴社がタクシー運転手に転職しているのが多いのか真相は分かりませんがアキネーターを1万回行いなさい。と思うくらい無意味を通り越して人に紹介したいくらいのサービスです。色々職歴とか偽って様々なタイプで検証してみたいと思っています。(面倒なのでやりませんが)

 

転職会議

jobtalk.jp

担当者スキル・経験:不明(人を介すまでいかなかった為)

丁寧さ:0

案件質:0

突破力:不明

おすすめ度☆☆☆☆☆(無星)

宣伝会議を手がける会社の転職サービスです。登録すると各社の口コミが見られるという事をフックに営業しています。実際の口コミは私がいた会社のを見てみると可もなく不可もなくお前、在籍短かったろ?昔だろ?みたいな書き込みであまり参考になりません。転職者が多ければ多いほど意見は割れるし少なければ偏りがかかるので、定性として見るには参考にしづらいです。とにかく、他のと同時進行するのであれば、あまり力を入れる必要が見い出せないサービスです。もう少しブランドや質を上げてほしいと思うサービです。

 

まとめ

リクナビDODA、@Type等あると思いますが基本的に30代後半にもなるとやはり仕事上で繋がった人を介して進めていくのが良いと思います。転職サイトからすると人材バンク化して、良いものだけピックアップして、比較的お金にしづらいと担当者が思ったらプライオリティは下がっていくものだと思っておいた方が良いです。逆にその方がエージェントを介すより安く(エージェンシーフィーは年俸の30%が相場)取れるので企業側にとっても良いことだと思われます。自分を振り返ってみても20代の転職と30代の転職では動機が全く異なります。その為、次に求める事も当然変わってきます。40代の転職という言葉を打っているだけでもちょっと怖いですが、転職は経年とともに動機や目的が変わってきます。そしてその周辺のサービスに関しても合わなくなってくる事が多くなり、それこそが年を取ったと感じざる得ない状況となります。