LinkedIn経由の採用における傾向と対策
さてさて、LinkedIn知っていますか?当ブログでも何回か記事にしていますが、米国発のビジネスSNSです。LinkedInって何?という人は以下を御覧ください。
で、最近またLinkedInで採用をかけているのですが、以下が気になる所。
採用条件をガンガン無視して応募してくる
これは、私が募集要項に記載しているのが
- 日本語・英語のバイリンガル(レベルは記載せず)
- 東京在住
大きくこの2点です。応募数自体は他社と比べ可もなく不可もなくという内容だとは思うのですが、1週間で数十件半ばの応募が届きます。大抵はResumeを添付して送ってきますのでLinkedInに記載されているよりディテールが分かるのでそういう人たちを優先的に見てしまいます。しかし、よくよく調べてみると英語とフランス語のバイリンガルとか、英語だけ等、そしてサンフランシスコにいます!ロシアにいます!というそもそもVISAすらないのでは?という応募者もおり、先ずはこのフィルタリング作業から入ります。しかし、エージェントを経由する費用やコミュニケーションコストを考えるとそんなのは全然OKです。応募者は多分弊社への応募はOne of themという事でDMのような感覚なのでしょう。勿論、中には条件を満たしている人もいます。
スキルという意味のない指標
LinkedInにはその人のスキルを支持する事が出来ます。マーケティング、リクルーティング、プランニング、ファイナンス等
上記に
「推薦」は、コンタクトにより記入された推薦文です。コンタクト同士で推薦をリクエストしたり、相手を推薦したりできます。
とあります。その為、実際スキルにマーケティングに100人の支持があっても凄いという事は殆どありません。マーケティングをしているAさんというだけです。しかも会ったことの無い人でもマーケティングに支持をしたり(LinkedInで繋がっている前提)してきます。この点は面接で見極める必要があります。
日本のResumeと海外のResumeは全く違う
大きな違いとしては、リファランス(参考人)が記載してあるかどうかです。これは、面接でアピールした内容や実際その会社にいたかという点を参考人にヒアリングし裏を取ることです。日本ではあまりスタンダードでは無いのではないでしょうか。日本の面接は大喜利なんて揶揄される事も少なくないと思います。事実と真実の見極める方法としてはこういうのが日本で流行ってもらえると良い傾向になるのではないでしょうか。
米国ではLinkedInで3日で転職なんて人もザラ
私が勤めている会社での話ですが、転職すると言って、LinkedInで応募、Skype面接、新しい会社で勤務。なんて人がいました。実際辞める際は1ヶ月前に言う事が推奨されているので、決まってから退職という事ではありません。
何が言いたいかというと、スピード感です。LinkedInのプロフィールは信ぴょう性が高いと思われているようです。日本より転職がし易い、いや流動性が激しいシリコンバレーですので決断に足る情報はLinkedInで得られるという事でしょう。一方日本は。。。
まとめ
という事で、英語や海外系の人材を採用するならLinkedInがおすすめです。募集する人材像にもよりますが、条件がそこまできつくないのであれば人材会社にお願いするよりもおすすめです。因みに、募集をLinkedInに出すと、人材斡旋会社から繋がり申請や私たちから紹介させて下さい!というメッセージが非常に多く届きます。これも覚悟が必要です。