シリコンバレーの会社で働いていた30代の徒然なBlog

30代家族持ちで英語スキルは一人旅行レベルのザ日本のリーマンがシリコンバレーにある外資企業で働く事になった事を綴った日記。

マイクロソフトLinkedInの買収から見る日本と海外の転職手段の違い

 

昨日、業界では大きな話題となったマイクロソフト社によるLinkedIn買収報道。

wired.jp

 

そもそもLinkedInって何?

liginc.co.jp

簡単にいえば、ソーシャル転職サイトです。リクナビとかにソーシャル機能が付いたみたいなものではありません。リクナビリクナビの担当者や企業の人事が採用したい人を探すもしくはその逆と情報やアクションが個の対で成り立っています。しかし、LinkedInは個のビジネスの繋がりが存在します。これが大きな違い。海外では誰もが持っているSNSです。日本ではいわゆる大手日本企業の人事がこのLinkedInを使いこなせないという事も背景にあり、流行っていません。アカウントだけ持っている。という人が殆どだと思います。私もLinkedInのアカウントは持っていますが繋がりこそ作れど仕事に繋がったりとかはありません。ただ、結構バンバンオファーは来ます。ピンきりという言い方が正しいとは思いませんが、外資系の企業からのオファーは確実に貰えると思います。日系企業が良いという方は現時点では登録しなくても問題ないと思います。

 

日本と海外で転職ビジネスモデルが大きく違う

人材エージェンシーというのは日本でも世界でも存在します。しかし、USにおいてはほぼLinkedInで募集案内を探し、自分でエントリーします。また、履歴書やスキル説明に、自分で記載したものと、他人が認めたスキルが記載されます。説明しにくいのですが、以下のような画面です。

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このように、知人が自分のスキルを評価します。これが、自他共認める形になるので、採用者の判断に大きく寄与する仕組みです。しかし、これは割りと適当にスキルを支持してくれている背景もあるので、参考程度ですね。この仕掛が分からないと採用者は凄いスキルの人を採用し、年俸も高かったのに効果が悪かった、、、なんて事にもなるかもしれません。そして、ビジネスモデルとして成功報酬というものが諸外国ではあまり浸透していません。日本は年俸の3割とか成功報酬でエージェンシーに流れますのでかなり高額です。転職応援企業が多いのも頷けます。不動産仲介企業並に多いと思います。それだけ人材が流動的だという事でしょう。しかし、島国日本だからこそエージェントと会って、という流れになりますが、USではNYで働きたいサンフランシスコ在住者が居た場合、Skypeにて面談を行い、採用となったらNYに渡る。という流れになります。日本でも無くはないですが、それが一般的です。日本の転職仲介企業は多すぎです。最近色々なカテゴリーにフォーカスした專門企業も増えてきていますね。

 

Microsoftの過去の買収

割りと直近(と言っても数年前ですが)Skypeを買収したのは記憶にあたらしいところです。

www.nikkei.com

で、当時はSkypeHotmailアカウントが必要で面倒だなーなんて思った事もありました。当時は記憶が定かではありませんが、対Gmailとインフラが整ってきた(ADSL)という背景もあり、IP電話がかなりの注目を受けていたと思います。ただ、今もSkypeは使っていますが、正直マイクロソフトの恩恵って特に受けているとは感じられません。

その他、以下WIKIより引用

マイクロソフト - Wikipedia

Forethought.Inc[編集]
[27]
Forethoughtは、マイクロソフトが最初に買収した会社である。この買収によって、マイクロソフトPowerPointを得た。(PowerPointはForethoughtが開発したものである)
この買収は今まで知られていなかったが、2012年にPowerPointの開発者であるロバート・ガスキンスが買収が成立した日である7月31日に「BBC News」で明かした。
Forethoughtはマイクロソフトの買収の申し出を一度断ったが、6カ月の交渉の末、マイクロソフトが当初の額の3倍の1,400万ドルを提示して買収に応じた。
Skype[編集]
Skype」も参照
2011年10月13日(現地時間)にマイクロソフトによる買収が完了し、Microsoftの新たな部門「Skype Division of Microsoft」となった。[28]
同年5月10日に、Skypeを85億ドルで買収するとマイクロソフトが発表した。
この買収は、米連邦政府当局が6月に、欧州連合が10月7日に承認した。
Skypeのトニー・ベイツCEOが同部門社長に就任[29]
Nokia[編集]
ノキア」も参照
2013年9月2日(現地時間)に、Nokiaの携帯端末事業を買収すると発表。
Microsoftは現金37億9000万ユーロでNokiaの全社売上高のおよそ半分を占める携帯端末事業を買収するほか、Nokiaに特許使用料として16億5000万ユーロを支払う。また、MicrosoftNokiaから約3万2000人の従業員を受け入れる。
Nokiaスマートフォンブランド「Lumia」は残す。
Mojang[編集]
「Mojang」も参照
2014年9月15日(現地時間)に世界で1700万本を販売する人気ゲーム「マインクラフト」開発元・モヤン(Mojang)を25億ドル(約2600億円)で買収したと発表。

このように割と自社で0から開発するより有力な企業をお金で解決するようなやり方でブランドを大きくしてきたマイクロソフトそして今回のLinkedInの買収においては対Facebookとも言われています。これらの傾向からマイクロソフトM&Aマイクロソフトしか出来ないような大型買収でスピードをお金で解決する傾向があります。

 

まとめ:日本にはどのようなインパクトがあるのか

今となってはHotmailオワコン的な見られ方になっているので、今更メールアカウントが欲しいわけではないでしょう。これは書かなくても良いことですが。。いわゆるリアルタイムにアップデードされる個人情報を元に採用の流動性を上げてくると思います。そこにはSkypeSlideshare、LinkedInのプラットフォームにマイクロソフトのアカウントを紐付けてFacebookに対抗してのビジネスクオリティの高いSNSとしての基盤を構築するのではないでしょうか。そして、日本においても再度このLinkedInが注目され、ユーザーの流れが日系の転職サイトからLinkedINへ大きく扇動されるのではないでしょうか。正直、日本の転職エージェンシーは担当に因るのでブランド幅はかなり広いです。運です。基本的にLinkedInは英語で、海外のビジネスマンと繋がれるという現時点では唯一無二のSNSでもあります。英語が出来ないとというのはありますが、一度アカウントを作っておくのも良いのではないでしょうか。意外と顔写真無しでアカウントだけ作っている人が私の周りでも多いです。日本で大きく流行る為には、このLinkedIn経由で転職成功したという被面談者と優秀な人材が採用出来たという採用者の両面の成功事例が出来上がる必要があると思います。そして、大手の40代50代、強いては60代の日本のお偉いさんもLinkedInアカウントを持つことで採用における新しい手法を使いネットワークを築いて貰えればと思います。個人的にこの買収はグローバリズム(死語?)を加速させる大きな事案になると解釈しています。