シリコンバレーの会社で働いていた30代の徒然なBlog

30代家族持ちで英語スキルは一人旅行レベルのザ日本のリーマンがシリコンバレーにある外資企業で働く事になった事を綴った日記。

赤字企業続出!ソーシャルゲーム業界って今どうなっているのか。

最近またソーシャルゲームのTVCMが増えてきたと感じています。私の親も”グラブル”という言葉を知ってしまっているので余程の投下量なのではないかと感じています。さらに、スクエニバンダイナムコ等大手もワンピースやドラクエの大型IPを引っさげてガチャ訴求ソシャゲを展開しています。尚、今年の年始の投下量トップ10は以下の通りとの事です。

www.advertimes.com

1位 ソフトバンク(301本・4,860秒)
2位 スズキ(280本・4,200秒)
3位 ダイハツ工業(249本・3,735秒)
4位 Cygames(203本・3,075秒)
5位 エレックスワイヤレス(186本・2,790秒)
6位 日産自動車(169本・3,195秒)
7位 本田技研(168本・2,520秒)
8位 スクウェア・エニックス(164本・2,460秒)
9位 コロプラ(154本・2,400秒)
10位 バンダイナムコエンターテインメント(151本・2,265秒)

 www.advertimes.comより引用

#太字がソシャゲーCM

クルマ離れ云々等言われている日本ですが、上位10だけで言うと、いわゆる車よりソシャゲーCMの方が日本人は触れていたってことですね。凄い世の中になりましたね。

で、そんなソシャゲーなのですがどれ位売上があったのでしょうか。あるアプリの1月の売上の動きです。

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縦軸が売上ですが、そこは伏せています。

動きとしては月末月初を中心にピークと最小値では5倍くらいの差がありました。こう見るとイベントやレアキャラ追加等で大分動きが変わりますね。因みにこの月はシステム上数億円規模の売上です。

 

一方、ソーシャルゲームの売上を支えるのは、、、なんて記事もありました。割りと日本のゲームデベロッパーは驚かない内容だと思いますが。

wired.jp

 

そして、無料(広告モデル)アプリやペイド(買い切り)アプリの動きはこんな感じ

appmarketinglabo.net

 

ソーシャルアプリでの売上を作るのはやっぱりゲームが一番向いているのかなと思います。メルカリみたいなマーケットプレイスは中間搾取業なので売上が公開されませんのでなんとも言えないですが、言い換えるとガチャがある日本のゲームマーケットって凄いね。という印象です。尚、USでは音楽定額制アプリが今のところ売上No1です。

30over.hatenablog.com

 

直近赤字の企業

gamebiz.jp

 

gamebiz.jp

 

gamebiz.jp

 

gamebiz.jp

ガンホーは広告費抑制での達成なので次期Qの動きが気になる。

 

gamebiz.jp

 

未だ未だありますが、言い方悪くて申し訳ないですが2流系は苦戦しているようです。また、ソーシャルゲームの過剰供給もあり、寿命も短いようです。

gamebiz.jp

コロプラも厳しい局面を迎えているようです。

 

今後ソシャゲー業界はどうなるのだろうか

ゲームの開発費じたいは高騰していると思われます。また、広告費を投下出来る出来ないの2極化が進むと思われます。それはエージェンシーとの関係値を更に強固にする動きになると思います。そして別な側面としてソシャゲーデベロッパーは2つの選択を迫られていると思います。1つは引続きヒットするゲームを作っていく、そしてもうひとつはソーシャルゲーム以外の事業の創出。後者に関して積極的にソシャゲーマネーが動くのではないでしょうか。