シリコンバレーの会社で働いていた30代の徒然なBlog

30代家族持ちで英語スキルは一人旅行レベルのザ日本のリーマンがシリコンバレーにある外資企業で働く事になった事を綴った日記。

履歴書って進化していないよね?って話。

一年前の記事ですが気になったので


ドン・キホーテHDが新卒採用で履歴書不要に、人材確保へ | Reuters

 

で、1年経つけど今年の採用はどうなんだろう?と思いちょっと調べてみました。

 

売上は5,684億円経常利益は332億円(2013年6月期)。
24期連続増収増益を達成しています。

との事で、業績は良いらしく更に、

 


【株式会社ドン・キホーテ 新卒採用】|就活ならリクナビ2015 新卒・既卒の就職活動・採用情報サイト

 

ここを見ると今年も履歴書完全撤廃との文字が謳っています。この事から成果は上がっていると思われます。学校名で、というのは様々な見方があるので良い悪いでは無いですが、私も面接官をした事がありますが、学校名はある程度先入観を生んでしまうので純粋、本当に純粋にその人物を見るためなら最後に付け加えるくらいで良い情報だと思います。技術や、学閥があるような大手や古い体質(悪い意味では無く)がある企業だと学校名である程度ふるい落として面談という流れになるので、ある意味学校名が有利に働くケースは少なからずあるものです。

 

考えさせられる履歴書の構成

 

考えてみると履歴書の構成ってここ10年以上変わっていないのではないかと思います。言い換えると進化していないような気がします。中途であれば職歴書も合わせて判断しますが、ここまで進化していない構成ってのもどうなんだろうと考えさせられます。

ご新設にも人材サイト等では履歴書の書き方のページが必ずあります。


履歴書の書き方マニュアル決定版!履歴書の作成方法・見本 | 転職ノウハウ

 

ざっくり言うと、ここまで個人情報を載せる必要があるのか謎です。日本でもある程度アカウントがあると思いますが、LinkedInとかそういうデジタル関連をもっと使ったほうが良いのではないでしょうか。このLinkedInについて今更ながら説明する必要も無いと思いますが、履歴書の構成と大分違います。誰が推薦しているか、どんな技術があるかとか。履歴書とは違った一面が見えます。もちろん、それだけで判断出来るものではありませんが、どんなネットワークを持っていてどんな活動をしていて、とか。

新卒と中途を一緒にするのもあれですが履歴書ってなんだ?って思ってしまいます。

 

履歴書はこうあるべき(個人的考え)

 

個人情報

名前と連絡用メアドだけ。住所は必要なし。

学歴・職歴

新卒:必要無し

中途:職歴は必要

免許・資格等

必要

志望動機欄

必要

趣味特技・本人希望欄

必要なし

 

ざっくりですが、個人情報をここまで教える必要あるのかって本当に思ってしまいますね。ある程度常識ある企業なら不採用になったら情報を削除するとは思いますが、怪しい企業とかだったら利用すると変に思っちゃうんですよね。なので、名前というある程度固有のもので(同姓同名も可能性はあるが)管理するのは良いのではないだろうか。それ以外は面接で聞けばいいじゃんと思ってしまいます。面接会場までの案内でも住所は事前に必要という考え方は理解できますが、遠ければSkypeで行えばいいだけです。変にお互いが形式張って付き合うから納得感の無いインタビューになってしまうんですよね。しかも、被面接者は企業情報はあれど、面接官の情報は殆どゼロの状態で、圧迫面接とかそういうくだらない言葉も生まれてしまう。履歴書で合格で面談でNGにならない為に、言い換えると書類選考で通ったら9割型採用になる。くらいの確度が欲しいですよね。これはお互いに。それが志望動機であり、書き方もある程度シミュレーションさせる位のスペースを取ったほうが良いと考えます。その企業の事をどれくらい理解しているのか。これは非常に重要。書類選考を通過したら被面接者にハンドルされるくらいの方が良いと思います。

 

内的外的な要因があれど、もっと簡略化させる為に最良を考えておく、その為に色々チャレンジする(冒頭のドン・キホーテのような)事が新しい成長を見いだせる最短の手段ではないでしょうか。新卒を毎年同じような採用で取っても5年後の生存率は低いと思います。

 

個人的にこういう自由な、形式に囚われないやり方ってのは支持したいですね。


転職回数が多い人 即採用の理由 | web R25

 


エニッシュ面接ナシ選考

 


【ファンキー通信】日本一ハードルが高い面接 - ライブドアニュース

 

ちょっと古いのもありますが、まーなんというかこういう考えて採用を行う背景には理想となる人が採用できていないという企業側の思惑もありますので、ミスマッチが無くなる世界を期待します。少なからず私の会社もそういう事が出来るように頑張ります。