シリコンバレーの会社で働いていた30代の徒然なBlog

30代家族持ちで英語スキルは一人旅行レベルのザ日本のリーマンがシリコンバレーにある外資企業で働く事になった事を綴った日記。

1000万以上の臨時収入が入るチャンスはありますか?

年始ということも有りTVや雑誌でも年収上がれ、なんて切り口で様々な特集が散見されます。これ、偉そうに言わせてもらうと会社に勤めている限り大きなインセンティブって得られないですよね。大きな会社であればあるほど、つまらないです。

もちろん、その会社のボードメンバーになれるのであれば別ですが。

しかしそれは一握りの方々であり、なれなかった人がダメだった人という事ではありません。30代半ばになり、それをより一層感じるようになりました。

 

インカムは複数持てるよう備えておく必要があります

 

副業は抜きに考えたいと思います。インカムとは収入口です。

企業年金や手当などがあれば徐々に収入が上がってきて、務め上げた後も安定の収入。これも素晴らしい生き方です。しかし、IT業界にいる人ならば一度は夢見る独立ビジョン。ビジョンが無ければ動き方(プロセス)もおかしくなりますし、日本は少子高齢化や円安は160円まで進み、食品等が高くなるという見方もあります。

また、年金制度は崩壊と言われながらも毎月謙虚に支払う日本人の素晴らしさは誇りに思いつつも今20代の人が年金を貰う時は80歳になっていてもおかしくありません。

更に、残業代を無くし通勤手当も廃止、正社員という事も無くし今まで保証されていた年功序列のみんな揃って階段を登る制度が無くなります(と言い切ってよいかわかりませんが)。消費税も10%になりますね。その為、自分なりの収入を確保する為には一蓮托生となる業界、仲間、サービスを考えなくてはいけません。一生付き合えるモノ。それを自分たちに最大に還元するという事がITに従事する人の役目ではないでしょうか。

IOTという言葉も登場し日本のガラパゴスであったiモードというサービスも今の中学生からすると「え?なにそれ、おいしいの?」みたいな感じになるでしょう。

そこで、インカムは複数持てるような自由を用意するべきだと考えています。それが無理ならばそのたったひとつのインカムを大きくするしかありません。

 

1000万以上の臨時収入が入るチャンスはありますか?

 

ITであれば株式上場によりストック・オプションというものを得る可能性が比較的高いです。既に上場している会社だったら知り合いをたくさん作って独立した時に頼れるカテゴライズをしておくべきじゃないでしょうか。IT業界は大手であっても企業年金がありません。ドコモやトヨタ等の大手は企業年金があり勤めあげることで厚生年金+企業年金が入りますのでその点が魅力となり勤めあげるモチベーションが生まれます。

後は、BONUSやインセンティブですね。これは基本給の○ヶ月分、というのが殆どだと思いますので、個人的なセールスを上げて1000万貰える可能性なんてのは殆どありません。前の記事にも書きましたが、BONUSの評価面談って上げたくない理由、例えば他の社員との調整があり〜等あったり、全然納得感がありません。その為、仮にその方が大型の売上を上げたとしても会社に吸収されるのが殆どです。特許についても争うくらいなので、これは勤めている以上、搾取されるのが仕方無いという事です。他のブログでもよく書かれていますが。

 

よく聞く3年勤め上げろなんて意味不明

 

一朝一夕に結果を出すのは難しいですが、だからこそ短い期間でどれだけニーズに対して先見を踏まえどこにいれば良いかを判断する力が必要です。それを体の良い「責任感」や「3年務める」という区切りが良く感じる言葉で世間ではそれが当たり前だ。仮に3か年計画で後半は別会社だった、ということでも問題無いんですよ。そこを見ず、履歴書だけで3年勤めてないから〜なんて昭和感漂う大人発言で言いくるめるのは好きじゃありません。そういう人ほど思考ストップのサインである「で、儲かるの?」とか「実績は?」なんて発言を直ぐするんですよね。3年以内(=直ぐ)に結果を出しているから自分の評価を求めていて将来性に不満を感じ転職を意識するんです。仮に22歳から30歳で4社経由していても、面談し、その4社にストーリーがあり、ビジョンが見えればそれはキャラクターであり魅力ある人物です。

 

一番良くないのは自己が無い流されやすい人

 

3年勤めあげるのが良いと転職エージェントに言われた。という人とたくさん会ってきました。エージェントはそう言いますね。被転職者が転職成功する事でインセンティブが入りますから。売れやすい商品にしたいんですよ。3年未満でもユニークであれば目につき紹介したくなるはずです。まー、ある程度30歳に付近になるとエージェントなんて使わなくなるんですけどね。LinkedInに登録するのも手ですね。日本のお偉いさんはLinkedInを使いこなせないのであまり日本では影響無いかもしれませんが。私はアカウントを持っていますが、特に良い大学を出ているわけでも無いのに、職歴から海外の企業の人事からオファーは結構頂きます。今の会社が面白いので移る気は一切ありませんが。

なので、誰々が言っていたというのは大事な事ですがそこに自分が無かったらダメです。大体自分が無いケースは経験が無い場合です。選択肢を作ることが出来ないんですよね。その為、日本人は良い人が多いのでそのまま鵜呑みにしてしまう且つ、言いなりになってしまう。それが正しいケースもあると思いますが自分がおかしいと思ったら恐れず質問や意見をすべきです。それが会社の中の会議であっても。それが出来ないとスケープゴートにされてしまいます。なので、3年以内に成功も大切ですが、失敗もしておくべきです。その失敗が無い人間は信用できません。

 

そして月日は流れ・・・

 

私は1000万以上の臨時収入の機会が複数回ありました。上場とオファーです。上場は素晴らしいです。これは私が当時マーケティングをしていた時に今後○○が注目されるんじゃないか?と思い、調べてみたら日本でもそのソリューションを扱っている会社があり、そこに私が入ることでのシナジーを提唱しメンバーとなりました。ボードメンバーではありませんでしたがある程度ストック・オプションを貰いました。そして後は転職の時のオファー条件ですね。特別条件として年俸にプラスして貰いました。その為、現在の生涯年収は同年代の一般的な方々に比べ結構な額を貰っていると思います。金融系のBONUS数千万とまではいかないですが。。。そこを目指して頑張っています。

なので、ディスカウントキャッシュフローなんて言葉もありますが、年収ベースでどれだけ収入を増やせるかを常に考え、何かが失われるとどうなるか、その副次的行動計画を持っておくことも大切かと思います。

 

色々成功論を語る方々もいますが、「1000万以上の臨時収入を何回経験した事がありますか?」という質問だけで大体器が分かりますね。20代に対しては「1000万以上の臨時収入を得るために、あなたはどう行動しますか?」でも良いかもしれません。