楽天のフリマアプリ”ラクマ”の出品数がメルカリに比べ足元にも及ばない数な現実
米国とのリレーションがあるのでこんな深夜まで起きています。北風が強くなり冬本番ですね。
さて、TVCMもやらず、目立ったウェブ広告も見ない楽天のフリマアプリ’ラクマ’。個人的に後発優位性を全面に出しそのメルカリとの差を縮めて欲しいものですがそうもいかないように思えます。実際の出品数は分かりませんが、メルカリの方がなるほどという事を言っています。
Tech Crunchより引用
「資金はすべて米国にぶっこむ。日本には残さない」–メルカリとスマニュー、海外でどう戦うか - TechCrunch
米国は世界への近道、初めに押さえないと勝てない
そもそも、なんで最初に米国なのだろうか。アジアという選択肢はないのか? それに対する小泉氏の答えは以下のようなものだ。
「メルカリはC to Cのプラットフォームなので、1社しか独占できない。必ず“Winner takes all”になる。英語圏で他社にシェアを取られたら、そこで終わり。もう勝てない。だから米国に行った。SonyやHONDAも米国で認識されてグローバル企業になった。ヤフオクとeBayを見ても、米国の方が数倍規模が大きい。日本を捨ててでも米国を取るべき。英語圏をとったら世界で勝てる、逆にそこを取れないと厳しい」。
今のところその通りになっていると感じます。ラクマを見てみるとIKEAのカタログ(300円)とか年賀はがき20枚セット(1000円)とかよく分からないのも出品されています。メルカリで十分な出品者と購入者がラクマに移動するにはどうしたらよいのだろうか。結果論ですがここまで流行っていない(少なくともスタートダッシュが出来ていない)理由を挙げてみます。
遅すぎたローンチタイミング
競合がうごめくレッドオーシャンになりつつある。LINEモールだってあるわけでヤフオクだってこのタイミングでTVCM投下し始めました。
既存フリマアプリとの違いがわかりづらい
素晴らしいUIを真似るまでは良かったがメルカリの連想を想起しちゃってるかも。コメントも無く、商品の価格も謎価格。ぱっとみ業者多い?業者出品認めないと謳っていましたがそもそも定義はなんなのだろうか。スマホのアクセサリー系で○○専門店とか普通に見つかるのですが。そんなこんなでメルカリでいいや。って思っちゃいますね。(私見)
ポイント貰えるけど使うシーンまで到達しない
楽天ポイントという最大の武器があるが、相変わらず集客力(コンテンツも)が無いのが露呈された楽天。ポイント貰っても欲しいものが無ければ使う機会がありません。
楽天オークションとの差別化が分からない。というか誰に向けているのか謎。
よくまとまっているブログがあったのでご紹介。
このブログでも軽く触れられていますがいわゆるインバウンド型のいち付のサービスだと思うのです。このラクマ。ですが、楽天とのサービス連携が殆どされていない。ポイントが付与されるだけ。これは今後に期待ですしないといけないかと。
こんなサービスがあったらメルカリを程よく使う私がラクマに移る
匿名でのやり取り
メルカリは相手と住所のやり取りを行います。ラクマもそうです。これ、結構出品が300円(スマホケーブル送料込み)とかあって、ちょっと住所集めるツールとしてなんか使われそうで怖いんですよね。結局誰だかわからないですし。しかも10代や20代が多いという事ならば個人情報に関する意識も低いのでガンガン注文するのではないでしょうか。これが楽天が一度集荷して、という形でやり取りが出来るのであれば私は間違いなくラクマに移ります。ポイントバックとか要らないです。
検索機能の充実
検索が使いづらいんですよね。素人が出品しているので英記なのかカタカタ表記なのかでわかりづらい。且つ、全然違うブランドがヒットしたりしてソートレベルが低いんですよね。後、○○さん専用とか。なので、フィルタとサジェストで①よく検索されているワード、②○○さん専用ページを表示しない等の機能が欲しい所です。
大きくはこの2点ですかね。
今後の成り行きを見守りたいと思います。
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